本記事では、飲食業の仕事内容について解説していきます。
💡これから飲食業界を目指している方
💡飲食業の仕事内容を知りたい方
💡飲食業が自分に合っているか知りたい方
飲食店の仕事内容
飲食業の仕事は、大まかに分けると2つあります。
一つは、お客様に提供する料理を調理するキッチンスタッフ(料理人・調理補助)
もう一つは、お客様の注文を受け料理を運ぶホールスタッフ(接客)
この2つに分かれます。
ここでは、キッチンスタッフとホールスタッフの具体的な仕事内容を解説していきます。
キッチンスタッフ(料理人・調理補助)の仕事内容
キッチンスタッフの仕事内容がこちらです。
①料理を作る
②仕込み
③食器を洗う
④食材を格納
⑤食材の手配
⑥厨房の掃除
上記を詳しく説明していきます。
①料理を作る
営業中、お客様に提供する料理を作ります。
サラダやお刺身など盛り着けるだけの料理から、炒めたり揚げたり火を使う料理まで、調理に関する全ての作業を行います。
②仕込み
仕込みとは、サラダ用の野菜をカットして用意しておいたり、魚を3枚に卸しておいたりと、“調理直前の状態に準備しておく”ことを言います。
こちらは基本的に営業開始前のアイドルタイムに準備することが多いです。
③食器を洗う
料理を提供した後に下がってくる使用済みの食器を洗います。
現在は手洗いで食器を洗うことはほとんど見られなくなりました。
食洗器を使用して食器を洗うことが多いです。
④食材を格納
その日使う食材を指定の場所に格納します。
食材の賞味期限、冷蔵・冷凍庫の温度管理なども行います。
⑤食材の手配
食材の在庫をチェックし、パソコンやタブレットを使って、次の日に使用する食材を発注します。
紙に書いてFAXで発注するお店もあります。
⑥厨房の掃除
営業終了後に厨房の掃除をします。
ホールスタッフ(接客)の仕事内容
ホールスタッフの仕事内容がこちらです。
①注文を受ける
②お会計
③ドリンクを作る
④ドリンクやお酒の手配
⑤店内の掃除
上記を詳しく解説していきます。
①注文を受ける
お客様の注文を受けます。
一度に数種類の品を注文されますが、「ハンディ」と呼ばれるオーダー専用の端末を使用し、注文データを打ち込むので全て記憶する必要はありません。
注文データはそのまま厨房に送信されるので、オーダーを直接料理人に伝えることも少ないです。
②お会計
食事を終えたお客様のお会計をします。
最近はキャッシュレス化が進んでいるので、お釣りを渡し間違えるといったことも少なくなりました。
③ドリンクを作る
サワーやカクテルなど、ドリンクの作成作業はホールスタッフの仕事といったお店が多いです。
ドリンク担当と接客担当と、分担して行います。
④ドリンクやお酒の手配
消費したドリンクの発注作業を行います。
発注方法はキッチンスタッフと同じです。
⑤店内の掃除
こちらは営業前の準備になりますが、店内の清掃をします。
床のゴミを掃き、モップ掛けをします。
さらにトイレ清掃、玄関前の掃除から立て看板などのセッティングなどを行います。
飲食業で身に付くスキル
こちらでは、飲食業の業務を行うことで身に付くスキルをご紹介します。
手に職が付く:調理技術
キッチンスタッフとして働くと、毎日の作業の積み重ねで自然と調理技術が身に付きます。
調理技術は長い年月で身に付くものなので、再就職の時に優先的に評価してもらえます。
職人は”食い逸れることはない”とよく言われますが、経験者の意見によると転職に失敗したことがないとのこと。
これは、あながち間違いではないみたいですね。
相手の気持ちが分かる:接客スキル
ホールスタッフとして身に付くスキルは、“相手の気持ちが理解できるようになる”スキルです。
これはどういう事かと言うと、お客様が何を求めているか先に気づくことができるスキルです。
最高の接客とは、お客様が求めているものを、言われる前に先に提供することです。
例えば、追加注文しようとしているお客様が店員を呼ぶ前に先に気づき注文を受けに行く、席を立ったお客様がトイレだと先に気づきご案内するなど。
このスキルは接客業全般で役に立つスキルでして、例えば営業職や、客室乗務員の仕事などに活用することができます。
飲食業が「きつい」と言われる理由と対処法
皆さんは飲食業のお仕事に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?
一般的なイメージですと、「きつそう」「大変そう」といったイメージが強いかもしれませんね。
実際のところはどうなのか?
経験者の意見を聞いてみましょう。
飲食業がブラックと言われてしまう理由【対処法あり】
長時間の立ち仕事
飲食業の仕事は、立ち仕事。
一日10時間(休憩あり)働くこともあり、世間的にきつそうなイメージが強いですよね。
実際は、会社によって雇用形態が違っていて、人員が少なく長間働かなければいけない会社もあれば、実働8時間のホワイトな会社もあるんですよ。
✔対処法
対処法としては、転職エージェントを利用してアドバイザーの方と相談しながら自分が働きたい環境を吟味することです。
長時間労働の会社で働いてしまうのは、転職の際に条件を妥協してしまうことが原因なのです。
クレーム対応
飲食のお仕事はモンスタークレーマーと当たる確率が高く、クレーム対応のイメージからもブラックのイメージが強いです。
食べ物に自ら髪の毛を混入させクレームをつけ、返金を求めてくる人も実際にいます。
✔対処法
現在ではクレームマニュアルを作成している企業や、店舗ではなく本部でクレームを対応する企業がほとんどなので、意外と問題ではなかったりします。
イメージ的にクレームが頻繁に起きているように見えますが、実際は月に1~2回あるかないかなんですよ。
急なシフト要請
アルバイトの突然の休みなどで、急なシフト要請がある。
そんなイメージを持たれがちな飲食業。
実際のところは、社員が急な要請をされることはほとんどありません。
昔は働く環境が”なあなあ”でよく要請されることがあった飲食業ですが、現在は雇用規約に厳しくなっています。
なので、休日出勤させると会社は休日出勤手当が発生してしまうので、急なシフト要請もほとんどありません。
恐い料理長
一番ブラックのイメージを持たれる要因は、働く人間が恐そうといったことではないでしょうか?
料理長ってテレビのイメージもあり、眉間にしわを寄せ腕を組んで恐いイメージがありますよね。
しかし、パワハラの規制が厳しくなった今、そういった料理長は大人しくなったものです。
✔対処法
実は、恐い料理長ほど人一倍パワハラに対して恐れていたりします。
なので、最悪の場合「なんか恐いです。パワハラに感じます。」と言うだけで、あっさり解決したりします。
これから飲食業を目指す人へ
これから飲食業界を目指す人は、色んな不安があると思います。
実際に働いてみて、飲食の仕事は自分には合わなかったといった人も見てきました。
なのでここでは、飲食業があなたにとって適職かどうか簡単に調べる方法を教えます。
適職か簡単に調べる方法
飲食業が自分にとって適職かどうか調べる方法は、
・自分で作った料理を誰かに食べてもらうこと
非常にシンプルな答えですね。
自分で作った料理を誰かに食べてもらい喜びや感動を感じられるか?ということです。
実際に経験者の方に聞きましたが、14年間飲食業を続けられた理由は「お客様の喜ぶ顔や、美味しいといった言葉を聞くため」と言っていました。
飲食の仕事にやりがいを感じられるかどうか、一度ご自宅で試してみてはいかがでしょうか?
以上で説明はおわりです。
この記事が皆様のお役に立てると幸いです。