飲食業は仕事の忙しさやハードな立ち仕事であることから、長く続かずに途中で諦めてしまう人も多いです。
今回は、14年間飲食業界で働いている方に、働き方のコツと長く働ける職場の選び方を教えてもらいました。
💡飲食の仕事が続かない理由
💡飲食業界で長く働くコツ
💡長く働くための職場の選び方
飲食の仕事が続かない理由
ここでは、飲食の仕事が続かない人の理由を解説していきます。
忙しさの割に給料が低い
飲食業界は仕事が忙しい割に、給料の平均水準が低めです。
飲食業界の平均年収は300万。
日本人の平均年収が400万くらいなので平均以下といった結果です。
参考≫就活の未来
頑張ってるけど、収入が上がらないことが続かない理由の一つです。
社員とアルバイトの仕事が同じ
飲食の仕事は、社員もアルバイトも基本的に同じ作業を行います。
なので、成長の早いアルバイトにスキルレベルを越されることも…。
社員としての立場がなくなり、悩みを抱える人もいます。
先ずは仕事を覚えよう
飲食業を長く続けるためには、仕事の満足度を上げる必要があります。
そのためには、何と言っても先ず仕事を覚えること。
仕事を覚えないと忙しさに対応できず上司に怒られる→怒られると仕事の意欲が削がれる→結果、仕事に対する満足度が低下する
といった図式になるので、仕事を覚えることが先決です。
仕事を身につけるコツ
仕事を身につけるコツは3つ。
①一度覚えたレシピは何度も作る
②受け身でいてはいけない
③自宅で学ぶ
一つずつ見ていきましょう。
一度覚えたレシピは何度も作る
一度覚えたレシピは体に染み込むまで何度も作りましょう。
経験上ですが、たった1回作っただけでは絶対に仕事は身に付きません。
使用する食材や調理工程を暗記するまで作るようにしましょう。
ちなみに、難しい包丁さばきやフライパンのあおり方も、毎日行うことで素人でも身に付けることができます。
受け身でいてはいけない
仕事は自分から貰うようにしましょう。
指示を待っているようでは、正社員でもアルバイトにスキルレベルを抜かされてしまいます。
自分の仕事を早く片付け、次の仕事をもらいに行くスタンスです。
作業一つ一つが速く終われば、新たな作業を学ぶことができますし、上司からの評価も上がるので一石二鳥です。
自宅で学ぶ
職場で学ぶことができない作業は、自宅で行ってみましょう。
調理技術は自宅で学ぶことができるのが、飲食業のメリットです。
難しい魚の捌き方などは、自宅で復習すると身に付くのが速くなります。
仲間・常連客と仲良くなろう
仲間とコミュニケーションを取ろう
飲食の仕事は店舗内の仲間が一丸となって一日の営業を行います。
飲食の仕事は、大事な試合を全員で勝ちに行く…まるでスポーツのような達成感があります。
日頃、コミュニケーションを取ることで、働く仲間との絆はどんどん深くなっていくでしょう。
自分のファンを作ろう
飲食業は、お客様との距離が近いお仕事です。
なので、常連様と仲良くなるのは良くあること。
常連様に気に入ってもらえると、人として認められるようになるので仕事が楽しくなります。
「あなたがいるから来ています」と言われることは自分の存在価値を見出せる貴重な体験です。
これが結果的に仕事を、長く続けられる理由となります。
働くことの楽しさがデメリットを打ち消す
飲食業の作業は立ち仕事ですし、ピークタイムはとても忙しくなります。
人によっては忙しい仕事は嫌と言う人もいるでしょう。
しかし、先ほど解説したように、自分にお客様のファンがついたりと事務職などでは経験することができない楽しさもあるのが飲食業なのです。
仕事の忙しさや辛さは楽しさが打ち消してくれる
飲食の仕事は肉体労働なのでハードといったイメージがあると思います。
確かにハードです。
しかし、経験者の方曰く「忙しさや辛さなどのマイナス要素は楽しさが打ち消してくれる」とのこと。
「毎日が楽しいから続けられるんです」とその方は言っていました。
仲間と共に乗り越える
ここでお伝えしたいことは、仕事が辛いのは自分一人だけではないと言うことです。
仲間も同じ空間にいて、同じ業務をこなしています。
自分が辛い時は仲間も辛いんですよ。
だからこそ同じ痛みを理解でき、乗り越えていくことで絆がどんどん太くなっていきます。
悩みを抱えても、悩みを打ち明けれる友人が作りやすいのも、飲食のメリットであり続けるコツとなります。
土日休みの職場で働くことのすすめ
飲食業界で働くのであれば、土日休みの職場がおすすめです。
土日休みのお店で働ければ、心も体も豊かな状態で仕事ができます。
こちらでは、土日休みの職場のすすめを紹介します。
土日休みの職場で働く理由
土日休みの職場で働いた方が良い理由がこちらです。
・通常飲食業界で忙しい土日の営業を行わなくて済む。これにより、忙しい曜日が金曜日だけとなる。
・週に2日休みがとれる。
上記のとおりです。
つまり、結論から言うと土日休みの職場で働くことで、仕事の疲れを緩和することができるということですね。
プライベートの時間も確保できますので、ストレスの緩和に最適な働き方と言えます。
土日休みの職場で働く方法
飲食業界で土日休みのお店で働く方法をご紹介します。
方法がこちらです。
・勤務地はビジネス街を選ぶこと。
・転職エージェントを利用し、アドバイザーの方に相談し条件にあった企業を見つけてもらう。
勤務地はビジネス街を選ぶ
ビジネス街を選ぶ理由ですが、ビジネス街の客層はほぼサラリーマンです。
サラリーマンは基本的に土日休みですよね。
なので、必然的にビジネス街は土日の集客が見込めないエリアとなります。
つまり、土日が定休日といった飲食店が多いのです。
逆に、ビジネス街以外で働くと世間が休日の時が繁忙期になるので、ゴールデンウイークなどの大型連休がある時はほぼ休めない状況になります。
転職エージェントを使いアドバイザーに紹介してもらう
飲食系に特化した転職エージェントを利用すれば、アドバイザーに相談することが可能です。
そこで、自分が働きたい条件に一致した職場先を斡旋してもらいましょう。
転職エージェントを利用する目的は、アドバイスを受ける他に、非公開求人も紹介してもらえるからです。
求人の量が多くなるので、希望に沿った職場先を見つけられる確率が上がります。
まとめ:納得のいく職場で働こう
最後にまとめたいと思います。
ここまで、飲食業の仕事を続けていくコツを紹介しましたが、最も大事なことは、妥協せず働きたい条件の職場で働くことです。
転職先を選ぶとき、目先の生活を優先し「とりあえず」や「なんとなく」探していませんか?
飲食業は実際にお店まで足を運べば、働く環境をチェックできる業種です。
自分の目で確かめていますか?
この質問に「ハッ!とした」方は、良い職場で働けるでしょう。
妥協せず自分が納得のいく職場で働くこと、これが仕事を続けられる本当のコツだと思いますよ。
以上で説明はおしまいです。
この記事が皆様のお役に立てると幸いです。